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P&G Best Partnership Award Interview

株式会社シーエムプラスは、P&G株式会社様に対するエンジニアリングサービス(EM/CM業務)が評価され、2014年P&G Best Partnership Awardを受賞しました。
今回、エンジニアリング部門の責任者である、P&G株式会社 高崎サイトエンジニアリング リーダー 水戸圭一様に、弊社サービス導入の背景や、受賞理由、サービス導入後の効果についてお話を伺いました。
【P&G Best Partnership Award】
   P&G様の業績に貢献した協力会社に毎年贈呈される。過去に受賞した企業は、包材メーカー、原料サプライヤー、販売代理店、広告会社等。

P&G様 高崎サイト プロジェクトにおけるシーエムプラスの役務

1.「付加価値創出」 という価値観の一致 

2014年P&G Best Partnership Award授賞式
 右側から、
    P&G  キャピタル購買 森川太一郎 様
    P&G  エンジニアリング 水戸圭一 様
    P&G  高崎工場 工場長 大垣幸義 様
    CMPlus 代表取締役社長 冨樫経廣
    CMPlus 取締役副社長 藤岡徹夫

―この度は、「Best Partnership Award」を受賞させていただき、ありがとうございます。エンジニアリング部門、購買部門の皆様に評価いただいた事、光栄に存じます。

  CM Plusさんとは非常によいパートナーシップを築けており、以前からこういう形になればと個人的に思っていました。今回の受賞は、今までの実績とこれからのビジネスプランの事を考えるとまさにベストタイミングだと感じています。

―弊社とのお付き合いが2011年から3年半という短期間にも関わらず、評価いただいた点をお聞かせいただけませんでしょうか。

  当初、我々のビジネスビジョン、プランを一緒に実現できるパートナーを模索する際、いくつかの選定基準がありました。1つ目は、建設だけでなく化学プロセスの知識、また品質に対して重要な要素「クリーンデザイン」(★注)をよく理解し、尚且つ、知識・経験に裏付けされた高い提案力を持つ事。2つ目は、基本的な要望はコンストラクション・マネジメント(CM)ですが、プロジェクト全体を通して、CM以外の部分においても期待以上の付加価値が出せる事でした。
  実際に、決め手となったCM Plusさん特有のポイントですが、1つ目は、弊社の考え方として、単純にものを生産するのではなく、いかに付加価値を創出できるか、消費者の皆様にどういった形で価値を作り上げ、提供できるかというのがあります。CM Plusさんと話をすると、この部分について、社内の者と同じように非常に価値観があう、かなり珍しいパターンでした。同じ価値観のもとに、ビジネスに対する考え方を共有でき、さらにお互い価値を高めていけると強く感じました。2つ目は、スタッフ皆様の非常に素晴らしい経験と知識です。特に化学・医薬系に強い方が多く、それは、もともと私どもがフォーカスしていた「クリーンデザイン」というニーズにフィットするものでした。

★注: 異物混入防止、交叉汚染防止、防虫管理などGMP要件を満足するためのP&G様の設計基準


2. 期待以上の提案力、まさにベストパートナー

P&G高崎サイトエンジニアリング リーダー 水戸 圭一 様
P&G株式会社
  セクションヘッド
  高崎サイトエンジニアリング リーダー
       水戸 圭一 様

―実際の成果についてお聞かせ願えますか?

  これも、いくつかのポイントがあります。
まず、こちらが依頼した部分だけでなく、その部分に至る過程においても生産的な話をする事ができ、さらに、期待以上の様々な提案をしていただけるというのが顕著なところだと感じています。これはCM Plusさんの考え方、及び、働いておられるスタッフの皆様の能力だと思います。ここまで期待以上の提案を十分にしていたけるところは、大変助かっているところです。

  また、現在は、プロジェクトベースですが、もう一歩進んだ形を追及していこうかと考えています。実際に新しいビジネスモデルの話をさせていただいた時も、非常に話が早いというか、CM Plusさんの中でもこういったモデルを考えておられたのかなと感じました。具体的に説明しますと、実際に工事をやっていく前段階から話に入っていただくことで、ある程度先を見越す事ができます。そうすると、様々なサイドベネフィットがでてきますので、前段階から計画性をもって進めることができ、各工事業者との展開もスピーディーになります。さらには平行して走っている複数のプロジェクトともうまく融合し、より効率が上がる・・・、このようなビジネスプランをたてる際も、CM Plusさんの高い知識や豊富な経験に基づく提案力によって建設的な話ができ、大変助かっています。

  その成果として、現在数々のプロジェクトにおいて、共にチャレンジを克服でき、成功し、私たちが思っていた以上の成果をだせている、とうところに繋がっていると思います。今回の受賞で、会社、および工場としても、まさにベストパートナーであると再認識しております。これは、私たちにとっても光栄であり、ベストタイミングでの受賞であると感じています。

3. オープン・イノベーションという戦略

P&G高崎サイト様生産製品
P&G株式会社様
高崎サイト 生産製品


衣料用洗剤  アリエール
        ボールド
        さらさ
柔軟剤    レノア、さらさ
台所用洗剤  ジョイ
エアケア   ファブリーズ等

―オープン・イノベーションをリードするP&G様が、外部リソースを活用する点についてお聞かせください。

  テクノロジーが進歩し、市場の要望も上がってきていますので、私たちの仕事も日々新たな複雑さを要求されています。同じやり方を同じ人数、同じ費用をかけてやっていくだけでは対応できず、サービスの進化が必要です。そのような環境の中、CM Plusさんのように、同じビジネスセンス、ビジネスバリューをもっていると、目の前の事項だけではなく、何段階も上の話ができ、さらにイマジネーションが膨らむ、こういったパートナーとの共創は弊社にとって重要な戦略だと感じています。
  プロジェクト遂行の中では、いろんなチャレンジがでてきます。 弊社の中でも、高崎工場が扱うファブリック&ホームケアは、製品サイクルが極端に短く競争が激しいので、リスク評価ができ、対処法を用意していれば、ある程度のリスクはとってしかるべき、と考えています。そうしないと、せっかくいいアイデアがあっても、他の会社さんに先を越されてしまいます。各ステップで答えを持ってから進むのでは間に合わないのです。もちろん、思ってもみなかった事が発生することもあります。そこをどうマネージするか、CM Plusさんの場合は、予定通りの工事ができなかったときに、既知の事例などを参考に様々な提案を出す事ができる。そういった付加価値を提供していただけるパートナーは、希少であり非常に助かっている部分です。

―高い評価をいただき、誠にありがとうございます。これからも、組織として対策を取り、今まで以上に貢献をさせて頂きたいと気持ちを新たにしております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


P&Gジャパン株式会社様プロフィール

設立 2006年3月3日
主な事業内容 日本における洗濯洗浄関連製品
紙製品・医薬部外品・化粧品・食品ペットフード・小型家電製品などの販売、輸出入
本社 神戸市東灘区向洋町中1丁目17番地
主な営業所 仙台、東京、名古屋、大阪/神戸、福岡
代表 代表取締役社長 奥山真司

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